春季カリキュラム〈前編〉

2020/03/23


こども科では、1年生後期の授業を終えたあと、春季カリキュラムというものを行っています。

春季カリキュラムの内容は毎年異なっています。実習やその先の就職活動を見据え、新2年生になる前のこの時期に身につけておきたいことや経験しておきたいことなど、学生たちにとって必要なことを考え、楽しみながら学べるオリジナルカリキュラムを組んでいます。

では、2月中旬に行われた春季カリキュラムの様子を見て行きましょう!

児童養護施設・乳児院見学

児童養護施設についてはこれまで、教室で学ぶだけでなく、実際に見学もしてきました。

今回は、児童養護施設「丘の家子どもホーム」と乳児院「丘の家乳幼児ホーム」という、2つの併設された児童福祉施設を見学してきました。

ただ、前回の見学と異なるのは、就職を意識し「実際に働くとしたら……」という視点で行ったことです。

当然、見るポイントも変わってきます。メモを懸命に取っていました。

見学の終わりには、時間ギリギリまで積極的に質問する姿が見られました。

夏から本格化する実習や就職活動、その先に向け、今のうちからやっておくことは何か、考える機会となりました。

運動遊び・児童館について

現在、児童館の館長をしている卒業生を招いて、児童館の専門職である「児童の遊びを指導する者」の役割や、子どもたちの遊びについて学びました。

教室で1時間児童館について学んだあとは、ホールに移動して体を動かして実践!

まずは普通の鬼ごっこ。ただし、コーンから外に出てはいけないというルールがあります。これは、「自分が動いてよい空間を認識させる」ために最初に行うものです。

どの遊びを行うときも、最初は必ずルール説明。一通り説明したあとに、「これはやってよいこと?ダメなこと?」ときちんとルールを理解しているか確認しながら進めていきます。子どもと遊ぶうえでとても大切なことです。

次は、丸い板をひっくり返すゲーム。

1回目は、30秒ひたすら自分のチームの色の面になるようにひっくり返し、面の色の数で勝負!

2回目は丸い板の数を倍にし、チームごと作戦タイムの時間を用意しました。

他にも、じゃんけんやペットボトルキャップを使った遊びを行いました。

同じ遊びも、ルールを少し変えることで、どんどんバリエーションを増やすことができます。1つの遊びからさまざまな展開ができるとともに、年齢に合わせたルールを作ることもできます。

遊びについて、楽しみながら深く学べる時間となりました。

春季カリキュラムでは、他にもさまざまな活動を行いました。

その様子は後編で! お楽しみに♪