車椅子体験で得たもの
こんにちは、理学療法科です。
今日は、1年生の「リハビリテーション概論」の授業で行われた「車いす体験」の様子について紹介します。
この日、朝から半日間、車いすで生活するという体験をしました。
「車いすに乗ったまま、教員室に行って他科の先生とコミュニケーションをとる」というひとつめのミッションをクリアすべく、学生が教員室に来ました。
「副校長先生、こんにちは!」
挨拶をしに教員室に入ったものの、バックしながら出るのに一苦労です。
付き添いの友だちに手伝ってもらいながら、細い場所を通ります。
方向の微調整が難しいですね。
お昼休みは「学生食堂で昼食をとる」というミッションに挑戦です。
水を飲むにも、車いすの高さではコップが見えにくく、奥にあるものには手が届きにくいですね。
お水をとってからも、片手でコップを持って進むのが難しいですね。片手だけで車いすをこぐと、こいでいる手と反対の方向に進んでしまいます。
トレイを使うと両手が空くので、車いすがこぎやすくなりますね。
食堂の方がだいぶ手を伸ばしてお椀を出してくださったので、無事に味噌汁を受け取ることができました!いつもは当たり前にできていることも、車いすではうまくいかないことが多いことがわかりましたね。
今回の体験を通して、車いすで生活している方がどんなことに困っていて、どのように手伝ってもらうと助かるかを考えるきっかけになりました。
患者様の気持ちに寄り添った理学療法士になれるよう、今後も授業や実習に頑張っていってほしいと思います。