臨床実習の学生サポートにオンライン、ビデオ通話が導入されました。
現場は難しい。失敗する。だから実習がある。サポートがある。
実習中の学生支援として、「臨床実習指導者会議」と「実習地訪問」を行っています。
現場での実習は難しいです。はじめからうまくいくのであれば、「実習」という制度自体不要、ということになります。難しくて当たり前、うまく行かなくて当たり前。就職後もいきなり一人で患者さんを担当することはなく、新人研修プログラムを行います。
そんなわけで、実習前、実習中、実習後のサポートは必須で、学校の教員も現場の指導者も、ある程度つまづくことは折り込んでいます。つまづきながら、考えながら成長していくことをサポートしています。
オンラインによるサポートが始まりました。
今年は、感染症拡大の影響で会議と訪問の一部がオンラインで実施されました。
状況が状況なだけに仕方なく、という面もありますが、これまで直接訪問とビデオ通話を並行して行えばよりよいサポートができるだろうなと感じました。
電話と違ってレポートや資料の確認が即時にできる点がいいですね。感染症が落ち着いたとしても、ビデオ通話は、サポートの手段の一つとして残したいと思っています。
ちなみに今年は作業療法士が参加する研修会や学会もZOOMなどオンラインビデオ通話をつかって開催されています。
主催は各県の作業療法士会(作業療法士の協会)になり、私も数多く関わってきましたが、どうしても県庁所在地などで開催されるため、周辺の市町村からは参加しづらいことが問題となっていました。
これまで個人的にMSNメッセンジャー(←懐かしい!!)やSkypeを使ってきたので、こういった便利な(しかも無料)ツールを使えば、そういった地域間の格差も埋められるのなと思っていました。でもなかなかカタチにできず・・。こちらもなかば強制的とはいえ、せっかくカタチになったのだから、直接参加とオンラインを並行して続けられたらと思っています。