56回作業療法士国家試験、全員合格!!合格率は?ポイントは?難易度は?今年の試験を振り返る。
全員合格おめでとうございます!!
例年、国家試験の難易度が上下してもそれに影響されないように準備していますが、コロナ渦という状況のなか無事100%を達成することができました(宮城では1校だけでした。ちなみに理学療法科も100%達成、おめでとー!!)。
国家試験の難易度のばらつきとその対応についてのエントリ↓
合格は運!?国家試験の難しさはばらつきが大きい。2019年を振り返る。
今回の試験の難易度は・・・
完全に主観ですが、去年と同様かんたんな方だと思います。
私は学生が持ち帰る国家試験を解いていているのですが、「初見プレイ(初めて見る問題)は多め、専門分野は時間がかかる問題が多い、X2問題少ない、基本的な問題はほんとに基本中の基本」という例年通りの印象です。
高得点は取りにくいけど、合格点168は超えやすい、という構成。満点をとる必要ありません。168点を確実に超えるように頑張りましょう。
毎年伝えているポイントは今年も同じ。
・初見プレイに惑わされない。ここが難しくても全体で見れば例年と大して変わらないレベルに収束する。
・解ける問題だけ解いていけば180点は硬い。目標の最低値を180点くらいに設定しておきましょう。
・時間がかかりそうな問題は深呼吸してじっくり解く。時間は思っているよりも余る。
問題の内容よりも、準備期間にポイントがあったと思う。
まず今年は試験日程が早めで、遅い年に比べて10日くらい準備期間が短くなりました。日程についてのエントリ↓
第56回作業療法士国家試験の日程が発表されました。ちょっと早めです。
加えて、今年は濃厚接触者の段階で試験を受けられない可能性があったので(PCR等の検査で陰性が証明できれば別室で可能:厚労省HP参照)、試験10日前から教室での勉強ができなくなりました。
国家試験まであと1週間!Zoomで試験対策。がんばれ4年生!
例年に比べて合計で20日間、教室での試験対策が短い。
さらに、就活のためにZOOMができる環境を作ったり、施設によっては2週間早くその土地に前入りして、外出を自粛し、体調に変化がなければ面接、というところもあったり。
そういった試験勉強に集中しづらい状況に対し、物理的に、精神的に、先回りして対応できるかどうか。ポイントはそこだったと思います。
本当に良かったです。
卒業生の皆さん、4月からの新生活、楽しみながら頑張りましょう。