デルマトームの覚え方(上肢と体幹)。語呂も使うけど腕神経叢と絡めて覚えてほしい。
デルマトームとは脊髄神経が支配する皮膚の感覚領域を模式図にしたものです。
最初にこのシマシマと英数字を見たとき、コレ全部覚えるのか!?と愕然としますが、たぶん現場の療法士も九九のように隙間なく覚えているのではなく、分かりやすい基準をいくつか覚えて、隙間は脳内イメージで補完していると思います。
その分かりやすい基準、言い換えれば国家試験によくでる領域と覚え方を紹介します。
まず首(C2、C3)
「兄さんクビ!!!!!」
で覚えましょう。かんたんですね。
次に肩。(C4)
「四十肩」
で覚えます。
五十肩が浮かんできそうですけど、腕神経叢(C5~T1)と絡めて覚えれば、5は上肢の領域になるので混乱することはないと思います。
腕神経叢、まずはここから↓ 最初は大まかでいいです。
動画でかんたん、シンプルに。腕神経叢の覚え方。まずはここから。
上肢は矢印の順番になります。(C5~Th1)
この流れもやはり腕神経叢(C5~Th1)を覚えていればすんなり入ってくると思います。
上肢の模式図をよく見てください。
真ん中の部位が中指。
そしてC5、6、7、8、T1の真ん中が7
「真んナナ!!」
中指がC7ということだけ覚えておけば、脳内イメージでその両端2つは補完できます。
体幹は2つ(Th4、Th10)
乳頭レベルTh4は、
「シクビ!!」
で覚えます。
こういうのは勢いです(笑)
最後はへそ。
臍とかいて「さい」と読みます。
臍レベルTh10は、図をよく見て下さい。
漢字で「十」とあります。
これでTh10、覚えられますよね。
国家試験では、基礎問題ではシンプルに数字を選ぶ形式で出題されます。
専門領域の問題では、デルマトームと症状や治療方法を絡めて出題されるので、やはり上肢はしっかりと腕神経叢を覚えてほしいなと思います。