「こども科2年生 児童福祉施設で10日間の施設実習」
こども科では、2年次に児童福祉施設での実習があります。
様々な事情で親元を離れて暮らす子どもが入所する乳児院や児童養護施設、障害のある方が通所・入所する障害者施設、入所する母子に対して支援を行う母子生活支援施設などの児童福祉施設で、10日間実習を行います。
施設実習を終えて~報告会~
こども科2年生は、先日10日間の施設実習を終えて、それぞれ実習で学んだことを振り返り発表する実習報告会を行いました。
困難に感じたこと、自分の知識不足を実感したことなどの報告もあった一方、利用者さんに言われて嬉しかったこと、準備して行って良かったと思ったこと等の報告も多く挙げられました。
初めての実習で不安も大きかったようですが、事前準備にしっかり取り組んだ成果が出たようで、学校で学んだ知識を現場でより深めることができたということが、報告からもしっかり伝わってきました。
今回の施設実習に臨むにあたっては、各施設の概要や特徴、子どもの発達について等、各自復習をしっかり行いました。
また、実習する施設の特徴に合わせた事前学習にも取り組みました。
そんな事前学習や復習の様子を少し紹介したいと思います。
準備その1 障害者介助の実技練習
障害者施設で実習を行う学生は、車椅子の操作の仕方、介助の仕方や注意点などについて、理学療法科の先生に教えていただきました。
実践してみることで車椅子の難しさ、どのようにすればスムーズに操作・介助できるのか等のコツを学ぶことができたようです。
準備その2 乳児の生活援助の復習
授業でも改めて乳児の生活援助の復習をしました。
ミルクの調乳や飲ませ方、離乳食介助、オムツ交換、着替えなど、今まで学んできたことを現場でスムーズに行えるように、乳児人形を相手に真剣に取り組みました。
繰り返し行うことで手際も良くなり、「オムツきれにしようね」「ごはんおいしいね」等、優しく言葉掛けをする余裕もでてきました。
心の準備 実習出陣式
実習直前には出陣式が行われました。
教頭先生の激励の言葉を受け、代表者が実習への意気込みを語りました。
重ねてきた準備でついた自信と教頭先生の激励で、「行ってまいります!」と言った学生達の表情は凛としていました。
学びを活かす~保育所実習へ向けて~
10月中旬には、保育所実習が始まります。
これまで授業で学んできたこと、1年次の養護施設観察実習や姉妹園での保育所観察実習の経験、施設実習を通して学んだことをしっかり振り返り、保育所実習に活かしていきます!