歯科衛生科1年生 シックルタイプスケーラー模型実習
1年生は入学してから早2か月が過ぎましたが、
すっかり学校生活にも慣れてきたようです。
今回は1年生の「シックルタイプスケーラー」実習の様子をお伝えします。
「シックルタイプスケーラー」は、歯科衛生士の重要な仕事のひとつである
「歯石除去」に使用する器具です。
器具を正しく操作するためには、
正しい持ち方や、正しい動きを習得することが必要です。
歯石除去の際には「執筆状変法」という持ち方をします。
通常の鉛筆持ちと異なり、親指、人差し指、中指が離れないようにし、
薬指で固定を置きます。
この持ち方に慣れ、スムーズな動きを目指すべく、
薬指で誘導しながらジグザクせん、らせん、ねじりせんを書いていきます。
正しい持ち方がわかったら、実際に器具を使用して歯石除去に必要な
「前腕回転運動」「手指屈伸運動」「手根関節運動」を練習していきます。
顎模型の前に、石膏柱を使い持ち方、動かし方を確認しながら、3つの異なる運動を練習します。
最初は固定している指が倒れてしまい、スケーラーを上手く動かすことができない様子でしたが、正しい動きを意識しながら繰り返し練習することでどんどん上達してきました!
石膏柱で正しい動きができるようになったら、顎模型を使用して実習していきます。
これから長い付き合いになる相棒です。大切に使っていきます。
顎模型実習そして実技試験を経て、学生同士の相互実習へと続いていきます。
安心して相互実習ができるよう、相棒とともに繰り返し練習に取り組みます!!!