デンバー発達判定法、正常発達の時期の覚え方(微細運動、個人ー社会) 国家試験対策!!
前回の記事(粗大運動、言語)に引き続き、デンバー発達判定法の覚え方です
微細運動
微細運動は、手と目の協調なので、まず目が動くところから始まります。
始まりは全て3ヶ月にしています。
・死後の世界に手を伸ばす(4-5ヶ月) 上手い語呂合わせが思いつきません汗 自分以外の音や光、物体に気づき、気づいたらそこに手を伸ばします。そして手につかむと口に入れる。赤ちゃんはこの一連の動きで物体を認識していきます
・ゴツい熊手(5ヶ月) 親指が分離していないので、対立握りができません。熊手の形になります。
・積み木を持ち替える(6ヶ月) 手掌把握反射の消失で可能になります。赤ちゃんは手に触れたものを、反射的に握り込みますが、「持ち替える=握り込んだものを自分で放すことができる」という意味です。ということで手掌把握反射(4-6ヶ月で消失 握手でよろしく)とセットで覚えましょう。
・グー、親指でつかむ(9ヶ月)絵で覚えます。親指が分離することで対立握りが可能になります。
・コップに積み木を入れる1歳 次の個人ー社会でもコップが出てきますが、コップという文字がでたら1歳です。
・瓶からいちごを出す 15ヶ月 本来はレーズンですが、ここは日本。なんでもいいんです。つまみ動作が出来てきます。
・2~8個の積み木を積む 15ヶ月以降、3歳まで、積み木の数が増やしていきます。
・丸模写3歳 そのまま覚えます。模写はデンバーと円城寺式でズレがあります。デンバーでは「◯模写」と「+模写」はほぼ同時期ですが、円城寺式では○が10ヶ月ほど早いです。子どもを見てきた経験からも、◯の方が早いと感じます。◯は顔や目など馴染みの物体であるのに対し、+は意味をあとづけした記号であるからだと思います。
個人ー社会
・玩具をとる(5ヶ月) 死後(4-5ヶ月)の世界に手を伸ばし、手に触れると反射的につかみ、それがたまたま玩具であるという一連の流れで覚えます。赤ちゃんはその玩具を口に運びます
・むしゃむしゃ食べる(6ヶ月) 手に取ったものは自動的に口に運ばれ、食べ物であれば食べます
・バイバイ8+1、8+1する(9ヶ月) バイバイの意味は認知していません。大人の真似でバイバイしているだけ。声や仕草の真似がこのあたりから始まります。
・コップで飲む1歳 コップが出たら1歳です。ちなみにストロー飲むは1歳6ヶ月(遠城寺式)です。
・スプーンでイチゴを食べる(15ヶ月) 微細運動が発達し、スプーンが使えるようになります。
・上着を脱ぐ2歳、上着を着る3歳 ここも遠城寺式乳幼児分析的発達検査とのズレがあります。ほとんどの動作はデンバーと遠城寺式で共通ですが、これは何故か1歳ズレます。遠城寺式は脱ぐ3歳、着る4歳になります。
粗大運動と言語については前回の記事↓を御覧ください。
デンバー発達判定法、正常発達の時期の覚え方(粗大運動、言語) 国家試験対策!!
今年も全員合格!第57回の作業療法士国家試験を振り返る
オープンキャンパス