歯科衛生科2年生 リハビリテーション学
歯科衛生科2年次には、リハビリテーション学という授業があります。
本校は複合型の専門学校なので、理学療法科、作業療法科の先生が科を越えて授業を担当しています。
今日のリハビリテーション学の授業では、片麻痺があり片手が使えない方を想定したカレー作りを行いました。
料理をするときに片手を使うことができないということは、料理をするときには欠かすことができない「押さえる」「支える」といったことが困難になります。
そんな時に日常生活や家事動作を助ける「自助具」が大活躍します。
野菜を切るという動作の中でも、①たまねぎの袋を開ける→②玉ねぎの皮をむく→③玉ねぎを切るという流れがあります。
実際に片手のみを使用して玉ねぎを切ってみます!
「①玉ねぎの袋を開ける」ですが、片手ではうまく袋を開くことができません…
包丁で袋に切れ目を入れ、そこから開けることで袋を開けることができました。
「②玉ねぎの皮をむく」ですが、玉ねぎの押さえがきかないので、転がってむくことができません…
そこで自助具の出番です。
皮をむく前の玉ねぎを穴にはめて固定します。そして半分に切ります。
半分に切ったら今度は切り口を下にして釘に刺します。そうすることで玉ねぎが固定され簡単に皮をむくことができました!
「③玉ねぎを切る」は比較的簡単に切ることができました。が、やはり慎重さは必要です。
普段、両手を使えることが当たり前となっているので、片手が使用できないことはとても難しく感じたようです。
苦労した分とてもおいしいカレーが出来上がりました!
歯科医院に来院する患者様は健康な方ばかりではありません。体の不自由な方が来院されることも多くあります。今日体験したことを活かし、患者様に寄り添った対応ができる歯科衛生士になって欲しいと思います。
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