歯科衛生科2年生 施設実習に向けて
2年生は現在長期の臨床実習中です。
週1回の帰校日には、3月に控えている施設実習に向けた事前学習を行っています。
今回は、摂食・嚥下の評価演習の様子をお伝えします。
反復唾液嚥下テスト(RSST)、改訂水飲みテスト(MWST)、頚部聴診、シャキア法、ROM訓練を行いました。
反復唾液嚥下テスト(RSST)は30秒間に何回嚥下ができるかにより評価を行います。
飲み込みの時に頸部隆起がしっかりと指を乗り越えた回数を数えるので、きちんと位置を確認することが大切です。
改訂水飲みテスト(MWST)
3mlの冷水をシリンジで口腔内に入れて、飲み込んだ後に「あー」と発声してもらいます。
嚥下反射誘発の有無、むせ、呼吸の変化を評価します。
頸部聴診
聴診器で呼吸音と嚥下音を聴診し、摂食嚥下障害の有無を判定します。
シャキア法
頸部にある喉頭挙上に関わる筋肉を対象にした訓練
ROM(可動域)訓練
嚥下の筋肉は、頸の筋肉でもあり頸のしなやかさは嚥下の機能に大きく影響します。
そのため、肩を含めた頸頚部のマッサージが重要になります。
実際に体験したことで評価のポイントなどがわかりました。
施設実習では、高齢者施設における歯科衛生士と他職種との関わり、口腔ケア方法などを学んできて欲しいと思います。