理学療法科特別授業 トレーナーセミナー開催!! ~マイナビ仙台レディース フィジオセラピスト編~

2025/02/21


仙台市には幾つかのプロスポーツチームが存在しますが、そのうちの1つ、女子サッカーチームの「マイナビ仙台レディース」の練習場は本校のご近所、泉パークタウン内にあります。そのような縁もあって、この度マイナビ仙台レディースのトレーナーと選手お一人にご来校いただき、特別講義をしていただきました!

ご紹介します。

チームのフィジオセラピストとして活躍されている理学療法士の檜山里美さん(左)と膝の大怪我から年末に見事競技復帰された、茨木美都葉選手(右)です✨

その時の様子をブログで2回に渡ってお伝えします。

 今回は“フィジオセラピスト編”ということで、理学療法士の檜山(ひやま)さん(以下檜山PT)を紹介します。

檜山PTは中学時代、サッカーの試合中グラウンドを駆け回っているトレーナーの姿を見て「これだ!」と感じ、トレーナーになることを決意したとのこと。

一定期間トレーナー活動をした後に、さらに知識・技術を高めようと理学療法士の免許を取得。就職した総合病院にて整形外科、内科、循環器など多岐にわたるリハビリテーションに従事。その後さまざまなカテゴリーの女子サッカーチームのトレーナーとして活躍され今に至っています。

ご自身の経歴や、マイナビ仙台レディースでの1日の流れなどをお話しいただいた後はたっぷりと実技です。

 こちらは関節の動かし方についての場面です。

 関節を動かす際、触れ方によっては患者さんが不快に感じ、関節がこわばってしまいます。どこをどのように触るとスムースに動くのか。患者さんが安心感を得る触り方を皆で確認しました。

こちらは身体重心をコントロールすることでジャンプがどのように変化するのかを体感しよう、という場面です。檜山PTにコントロールされた学生は「ぴょ~ん」といつもの倍(?)ジャンプしていました。

最後はテーピングです。足首の捻挫予防の巻き方をさまざまな注意点を踏まえてレクチャーいただきました。スポーツの現場では時間的制約もあることから、テーピングの正確性はもちろん、スピードも求められます。檜山PTの手際の良さに学生達は「・・・」あっけにとられていました。

「ウ・ウ・ウマクデキナイ・・」悪戦苦闘中の学生・・

ま、これは繰り返しの練習が必要ですね。

そんなこんなで、盛りだくさんの内容の特別講義でありました。

檜山PTもお話しされていましたが、多くの場合、グラウンドにはトレーナーを除いて医師など医療従事者は居ません。怪我のみならず、脳しんとうや熱中症などに対して迅速な判断、処置が出来ないといけません。そんな中、運動器に留まらず、幅広く医学的知識を学ぶ理学療法士の重要性を改めて思いました。

 学生達も今回の講義を通じて、スポーツ現場におけるトレーナーとしての理学療法士の役割、難しさ、やりがい等を感じることが出来たのではないでしょうか。

 檜山PT、本当にありがとうございました。

 次回のブログは、「マイナビ仙台レディース 選手編」として茨木選手についてお伝えします。お楽しみに~

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