喉仏(のどぼとけ)の正体
今回は「骨」のお話。
人間の骨格を創るのに欠かせない「骨」。
人間の身体をみる理学療法士にとって「骨」の知識は必要不可欠です。
1年生の前期に解剖学の中でみっちり学ぶことになります。
ちなみに骨のことをリハビリ業界(医学・医療業界)では「ほね」ではなく「こつ」と言います。
さてさて、この写真はどこの部分の骨(こつ)か分かりますか?
なんだか面白い形してますよね?
よく見ると仏様が合掌しているように見えませんか(・・?
はい、そう見えることから、「喉仏」として、火葬の後の骨壺に収骨する際は一番上に収められます。
しかしこの「喉仏」、ホントは喉仏じゃないんです!?
この骨は脊椎骨(背骨ですね)の上から2番目の骨で正式名称は「軸椎」と言って頭の下のところにあり、喉仏の場所にはないのです。
では喉仏とは何か?
喉仏の正体は「甲状軟骨」という軟骨なのです。(軟骨は火葬によって消えてなくなってしまいます。)
というわけで、今回のブログのタイトル、「喉仏の正体」は「甲状軟骨」でした。
この解剖学ネタ、たまに書きます。(・ω・)