パソコン使えないと困る?スマホで十分?作業療法士がパソコンを使う場面。
上の動画は作業療法科の1年生。「情報処理」という授業の一コマ。課題を早く終わらせた学生がタイピング練習をしているところです。
作業療法をしていると、なにかとITリテラシーが必要とされる場面があるので、それを想定して必要な技術を学びます。PCの操作だけでなく、情報収集やクラウドの利用など、インターネットに関する知識も対象になります。
といっても、とくに難しいことはなくて、これまでほとんどPCを使っていなかった学生も楽しみながら学べています。
スマホで十分?パソコン要りますか?
よく聞かれますが、パソコンはあったほうがいいです。
パソコンを使う場面は、学生の間は実習のレポート作成と症例発表、就職後は同様に症例発表や学会発表、日々の電子カルテの記入、院内でのデータの整理など。
実習のレポートは無理すればスマホで可能かもしれません。Googleのアカウントを取得して、グーグルドライブのアプリをインストールして、ドキュメントやスプレッドシートでレポートを作成して、プリンタとWIFI接続して印刷するか、PDFで書き出して、データを内臓のマイクロSDに移し、コンビニで印刷。WIFI接続する場合はルータの設定も必要ですね。
スマホのみでやる場合、より高いリテラシーが必要になります。はっきり言ってPCの方がラク。
楽しんで技術を身につけてほしい。
院内の作業はスマホに置き換えるのは無理です。
5時にリハが終わってから電子カルテに記録を入力していくのですが、カルテ以外にも、診療点数や疾患別患者数のデータなどを記録していく作業あって、なんだかんだでPCと完全に離れて仕事することは出来ないと思います。
パソコンを扱う技術は、国家試験には出ないけれど、身につければ仕事がスムーズになるのは間違いないです。
作業療法士は技術職。技術を身につけることを楽しんでほしいと思います。