実技試験の経験
こんにちは、理学療法科です。
新しい年を迎え、学生たちはまた元気に登校してきました。
今日は、新年早々行われた1年生の「関節可動域測定」の実技試験の様子について紹介します。
「関節可動域測定」とは、患者様の身体状況を把握する上で必要な検査・測定のうちのひとつで、患者様の関節がどの程度動くかをみるものです。
「ゴニオメーター」という道具を使用して、関節が動く角度を測定します。
理学療法士は身体の各関節の名前を知り、どんな運動ができるかを理解して正しく測定できるだけでなく、患者様にわかりやすい説明をして協力していただくことも大事になります。
試験は理学療法士役と患者様役に分かれて行います。
まずは自己紹介。元気な声で挨拶できているかな?
いよいよ試験開始。
まずは肩関節の測定です。
患者様に痛みの確認をしながら腕を挙げていきます。
しっかりと腕を挙げてもらいながら、関節の動く範囲をゴニオメーターで測定します。
続いて股関節の測定です。
できるだけ正確な測定ができるよう、体勢を工夫して行います。
測定する方も、患者様役も緊張しながら頑張っていました!
理学療法科では、今回の「関節可動域測定」のように、実際に患者様に実施する検査や測定の実技試験がたくさんあります。病院や施設での実習では、実際の患者様に対して検査や測定を行ないますので、その時にしっかりと行うことができるよう、学生同士で練習し、技術を磨くことが大事です。
試験に合格したから良いというわけではなく、正しく、効率よく、かつ安全に検査や測定が行えるよう、今後も練習を積み重ねていきましょう!