ノートPCの葛藤。肩コリ、目の疲れ。リハビリ視点での良い姿勢とは。
こんにちは、ガジェット好き作業療法士です。
4月、作業療法科、新学期が始まりました!
PCも新しくなりました!
最近は授業や研修会がオンラインになったり、実習先との面談がZOOMだったりと、何かとPCでにスペックが求められるので、これは非常に助かります。
第10世代のi3にRAM4GBなので、一見すると貧弱なスペックですけど、M.2のSSDがいい仕事をしているせいか、事務処理をする範囲では思っていた以上にサクサク動いてます。
国家試験まであと1週間!Zoomで試験対策。がんばれ4年生!
なんだか妙にキーボードが使いにくい。
ただ、全く不満がないわけではありません。
このキーボードが使いにくい。
打鍵感も配列も悪くないのにミスが多い。
PCを使い続けて20年以上経ちますが、個人的にこれまでで有数のミスタッチの多さです。
パソコン使えないと困る?スマホで十分?作業療法士がパソコンを使う場面。
1mmちょっとの浅いキーストロークと、18.5mmのビミョーに狭いキーピッチ(実測です。誤差あると思います。)のせいだと思うのですが、不思議なことに自宅でときどき使う17mmキーピッチのキーボードよりタイプミスが多い気がします。
通常のキーピッチは19mm。
0.5mmのビミョーな違いが、脳を騙してタイプミスを引き起こしている可能性があります。
あるいはキーボード単体の問題ではなく姿勢との組み合わせという可能性もあります。
17mmのキーボードは独立した外部キーボード。
それに対してこの18.5mmのキーボードはノートPCのキーボードです。
ノートPCの葛藤。手に合わせるか、目に合わせるか。
ノートPCは葛藤を抱えていて、タイピングする手にポジションを合わせると、画面が手前かつ下過ぎて、猫背で目が近い状態になります。腰痛、肩こり、目の疲れの原因に。
また、画面を目に優しいポジションにすると、キーボードが遠すぎて、かつ上過ぎます。
手に合わせるか、目に合わせるか。。。まあ手に合わせるしかないんですけどね。
この姿勢のせいで、18.5mmキーピッチのキーボードが、17mmのものよりも打ちにくいと感じるのだと思います。
解決策はかんたんで、ノートPCを浮かせて、外部キーボードを導入するだけです。
外部キーボードはコレにしました。
LogiのMK245nano。
メンブレン式でキーピッチ19mm、キーストローク2.5mm。
打鍵感が良いわけでも悪いわけでもなく、配列も特筆するような欠点もなく、いたって普通に使える普通のキーボード。
手前に自作のパームレストをつけました。
外部キーボードの分だけデスクが狭くなりそうですけど、そこはこんな解決法。
最後に。リハビリ視点での良い姿勢とは。
コレ、良い姿勢です。椅子もいい。この人にとってすごく良い。
ただし、リハビリ視点では、良い姿勢は人によって違うので、猫背が必ずしも悪いとも言えません。
作業療法士は「姿勢が変えられることが良い姿勢」と言います。コレはみんな言います。学校でも習います。
新人の頃、職場の先輩の車に乗せてもらったとき「いいシートでしょ。姿勢が変えやすい。シートでこの車選んだ。」と話していて、ああ、作業療法の世界に来たなと実感しました。(笑)
普通、車のシートは「ホールド感」とか「手触り」とかそういうことが先にきますよね。
「姿勢が変えやすい」
どんなに良い姿勢に見えても、10分もすればその姿勢は疲れます。ということで、背中を伸ばしっぱなしもよくありません。無意識に腰を捻ったり背中を曲げたり伸ばしたり、重心を右か左にずらしたりできることが良い姿勢ということになります。
日常生活活動のリハビリの授業でも、こういった視点で動作と姿勢を分析しています。
みんなつまずくよね?片麻痺患者の姿勢分析・動作分析の視点とか考え方とか書き方について