簡単。GMFCSの覚え方のコツ。「実質〇〇」でイメージすると覚えやすい。
GMFCSは脳性麻痺児の粗大運動の能力を5つのレベルに分類する評価尺度です。
1997年に考案され、2007年に評価対象が12歳以下→18歳以下まで拡大されました。比較的新しいツールで、私が学生の頃は習いませんでした。
最近は国家試験にもよく出題されますが、なんか曖昧で覚えにくい、という声が。
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レベルⅠ:制限なしに歩く
レベルⅡ:制限を伴って歩く
レベルⅢ:手に持つ移動器具を使用して歩く
レベルⅣ:制限を伴って自力移動;電動の移動手段を使用しても良い
レベルⅤ:手動車椅子で移送される
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うーん、確かに曖昧で覚えにくい(汗)
覚えるコツは、まず粗大運動といっても移動の能力です。
そして文章を覚えるよりも、各レベルの具体的かつ典型的な障害者像をイメージすると覚えやすいと思います。
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レベルⅠ:実質 独歩
レベルⅡ:実質 伝い歩き
レベルⅢ:実質 歩行器(または杖)
レベルⅣ:実質 電動車いす
レベルⅤ:実質 全介助
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発達障害領域の実習先経験は他の領域に比べて少ないので、障害像をイメージするのは難しいかもしれません。それでも「実質〇〇」で覚えやすくなるはずです。典型から外れる問題や、年齢の違いについてはその都度脳内修正です。
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