今年も全員合格!第57回の作業療法士国家試験を振り返る

2022/03/29


おめでとうございます!

3月23日に理学療法士・作業療法士国家試験の合格発表がありました。

全員合格です!

全国平均は80%で去年と同様。

今見ても18年度(54回)の合格率がすごい…

国家試験の難易度に左右されないことを意識して対策をしています。

 

合格は運!?国家試験の難しさはばらつきが大きい。2019年を振り返る。

今年も試験後に学校で自己採点をしたのですが、自己採点前の「難しかった」という感想の割に、全体的な点数はそれほど悪くありませんでした。

 

採点除外等問題や初見問題に惑わされない

毎年かならず過去問にない問題(初見プレイとよんでます)が出題され、その印象に引っ張られて「難しい」という感想を持つのですが、基本的な問題をきっちり解いていけば、合格ラインは越えるように作られています。

「初見プレイは気楽に解く、解けなくても気にしない」

試験を落ち着いて解くコツの1つです

それから、もう一つ、今年は新しい特徴がありました。

採点除外等の問題の多さです。

作業療法士で9問(理学療法士は12問!)ありました。

採点除外等の問題とは、出題者側の単純なミスだったり、考え方によっては正答が変わってくる問題のことです。

ちなみに答えが出せない問題は採点から除外されます。

また、正答を1つ選ぶ設問で、考え方によっては別の選択肢も正答に成り得る、という問題もあります。この場合、どちらを選んでも正解となります。

結果的には合格ラインはそれほど動かず、受験者の損にならないように扱われますが、これだけ採点除外等問題が多いと、受験者は動揺するかもしれません。

出題ミスが10問くらいあることもある、という心構えでいきたいと思います

出題の傾向も変化している?

18年度(第54回)から採点除外等の数が増えているように見えます。

出題の傾向が、複数の知識を組み合わせて解答を導くような問題が増えているように感じます。

暗記ではなく考えて解く、という問題。

思考で解くということは、価値観など不確かな基準が入り込む余地が生まれやすいので、正答が1つにならないケースが増えているのかもしれません

来年以降もこの傾向だと思いますが、まずは基本的な問題をしっかり回答できるようにする、という土台作りが重要なことに変わりはありません

今年もオープンキャンパスでは、学校生活だけでなく、こういった国家試験や就職の動向についてもお話ししていきたいと思います。

 

こうやって国家試験の合格率をあげてきました。卒業しても作業療法士になれない、免許とれない、を無くしたい!

オープンキャンパス