歯科衛生科 2年生 キュレット型スケーラー顎模型実習
今年度も模型を使用しての実技実習が始まりました。
キュレット型スケーラーは、歯石を除去する道具のひとつで、
主に歯茎の下に付着している歯石を除去する際に使用します。
1年生時は、歯茎の上に付着している歯石除去の実習を行いましたが、
2年生では、歯茎の下に付着した目に見えないところの歯石を除去していくので、
さらに技術が必要です。
使用部位ごとに正しい器具を選び
歯肉を傷つけないよう、挿入角度と操作角度に気をつけながら
ひとつ、ひとつ丁寧に手技を確認していきます。
歯石は、歯垢が石灰化し硬くなったものです。
歯石が付着していると、歯垢が付着しやすくなり
歯肉炎や歯周炎、口臭の原因となります。
また、歯石は通常の歯みがきで除去することができず、
歯科医院で歯石を除去してもらう必要があります。
歯石の除去は、歯科衛生士の重要な仕事のひとつであり
正しい知識と技術が求められます。
最初は、顎模型での実習ですが、
やがて学生同士の口の中で相互実習を行います。
顎模型での練習を繰り返しながら
正しく安全な手技を身に付けていきましょう。