理学療法科4年生 OSCE(客観的臨床能力試験)

2022/04/28


新年度が明け、理学療法科4年生は5月から始まる臨床実習を前に実技テストをしました!

 

実技テストは OSCE(オスキー)と言います。客観的臨床能力試験といって医学部をはじめ医療系の学部では臨床実習前に実習にのぞめる状態かを判断するために行う試験です。

今回は病院で活躍している理学療法科の卒業生に協力してもらい、学生の臨床技能を療法士の立場から評価してもらいました。

卒業生参上。イケメン揃いです。

今回は最終の臨床実習前ということもあり、患者さんへの対応、基本的な評価技術、一般的な理学療法治療までを評価してもらいました。患者さん役は理学療法科教員がやりました。

写真は、病気になってからはじめて立ち上がるときの介助をしています。車いすの位置の調整や平行棒の高さの調整、患者さんが転ばないようにどのように介助するのかなどたくさん気を付けないといけないところがあります。4年生も緊張しながらですが、一生懸命患者さんに向き合っています。
こちらは、麻痺のある患者さんにベッドに移ってもらうところです。理学療法士は、患者さんが自分で何ができて、どこを介助したらよいのかを1つ1つ確認しながら丁寧にすることがポイントです。
理学療法士は、ベッドに移ってもらってからも転倒しないように丁寧に近くで接します。ただ単に介助するのではなく、自分でできるところできないところを見極めながら接することで、今ある力を引き出していきます。
ベッドでの寝返りの介助方法を確認しています。片麻痺(かたまひ)のある患者さんはベッド上で体を動かすことが苦手な方が多いです。麻痺があるためどうしても必要以上に動く部分に力を入れてしまうことが原因と言われています。

4年生は実習に向けて一生懸命練習しています。

 

本校ではこのように臨床で実際に従事している方の協力を得ながらの教育に力を入れています。

卒業生の皆様、忙しい中ありがとうございました。

 

理学療法士を目指してみたい方は、オープンキャンパスにぜひ参加してみてください。

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