「子どもの言葉を育む手作り教材 ~オリジナルかるた作り~」
こども科1年生の授業風景を紹介します。
子どもの言葉の発達について学び、演習を通して“言葉を育む保育”を身に付けていく「保育内容言葉」という科目のある日の一コマです。
4、5歳頃になると、遊びを通して言葉を育む方法として、文字を取り入れた保育教材を使う機会が増えてきます。
楽しく文字に触れ、文字への関心を高める手作り教材として、“オノマトペかるた”の制作を行いました。
オノマトペとは、「キラキラ」「ワンワン」「シャカシャカ」などの、様々な状態や動きを表した言葉のことです。
子どもに親しみやすい響きから、絵本や紙芝居、昔話などにもよく登場しますね。(桃太郎に出てくる“どんぶらこ”や、おむすび“ころりん”、など)
そんなオノマトペが登場するかるたを手作りしていきます。
どんなオノマトペがあるかな?それをどんな絵で表現できるかな?と考えながら、楽しく書き進めていきます。
読み札も書いて完成!
しかし、完成して終わりではありません。
出来上がったカルタを使って、今度はみんなでかるたを実践してみます。
どこだ?!これだー!と、盛り上がりながら、楽しんで競っていました。
実際に遊んでみることで、「絵や文字はハッキリ大きく描いた方が、見やすくて楽しめそう」「子どもと一緒にやる時には、こういう約束事を伝えるといいかも」など、色々なことに気付くことができます。
なにより、かるたで遊ぶ楽しさを自らが経験することで、子どもにその楽しさを伝えることができるようになります。
そんな“子どもに楽しいを教え、楽しいを共有する”保育者となれるように、日々頑張るこども科1年生の授業風景でした。