全力で遊ぶ!
新学期の慌ただしさが落ち着き始め、気づけば外の桜も散ってしまった今日このごろ、みなさんいかがお過ごしでしょうか。 こども科では先日、カリヨンホールで授業を行いました。
自分の体のクセを知る
本格的なレクリエーションに入る前に、まずは自分を知ることから始めます。
寝ているわけではありません。目をつぶっているのです。目をつぶり、まっすぐ上を向きます。
目を開いてみるとどうでしょう。まっすぐ上を向けていたでしょうか。頭のかたち、体のゆがみ…こころの中で描いた自分のイメージと違っていると、意外とズレてしまうんです。
次は2人ペアになって、目をつぶってまっすぐ歩いてみます。
大きく曲がってしまったら、それを踏まえてもう1度チャレンジ! 自分のクセが分かったら、直せばいいんです。まあ、それが難しいのですが。。。
お次は目をつぶって片足立ち。
みんな大丈夫そうで何よりです。歳をとるとこれが難しくなってくるんですよね。
何でもバスケット!
「何でもバスケットって何?」って思ったそこのあなた。いい質問ですね。フルーツバスケットの応用バージョンです。まずは、フルーツバスケットというのは…と、その前に、やらなくてはならないことが…
最初に、イスを円形に並べます。狭すぎると思ったそこのあなた。写真をよく見てますね!
そうなんです! 狭く並べているのです!! 隣との間隔が十分に空いた円形に並べるのは実は難しいことなんです。小さい子どもたちは、なかなかうまく並べることができません。そこで、工夫の1つとして、このように最初に狭い円形を描くように並べます。そこから後ろに下がることによって円を広げていきます。
綺麗に広がりました! 手順をただ覚えるだけでなく、こういった技術を知り、体得していくことも大事なんですね。
さて、みなさんお待ちかねの「何でもバスケット」の時間がやってまいりました。フルーツバスケットのフルーツの代わりに、「メガネをかけている人」「黒い服を着ている人」「アディダスのパーカーを着ている人」など、該当する人が何人かいそうな条件を挙げ、空いたイスを奪い合う死闘!! 年齢も性別も関係ありません! 教員だろうが学生だろうがお構いなし! なぜイスに座るのか。そこにイスがあるから。ただそれだけ。理由なんてない。理由なんていらない。
それが「何でもバスケット」なのです。
自分以外はみんな敵! 必死です。その必死さがいい。何事も全力で取り組むことが大切なんです。子どもを相手にするときには、上も下もありません。ただ目の前の子どものことを全力で考える。保育士にはその心意気が大事なんです。その姿勢が必要なんです。
動物フレンド
動物がフレンドなのか、動物のフレンドなのか。日本語って難しいですね。かつては猛獣狩りと呼ばれていたのですが、動物の名前を挙げ、その文字数に合わせた人数のグループを作るというレクリエーションです。
人数によっては、組めなかった人が出てきてしまいます。その人たちで動物のマネをします。
みなさん、これは何の動物のマネをしているか分かりますか? そうです。ゴリラです! 伝わりましたか? 恥ずかしがらずに、全力で動物のマネをする。多少間違っていても想いは伝わるのです。ゴリラが胸を叩くときの手の形は“グー”ではなく“パー”なのですが、全力でやることが大事なんです! 全力だから気づける間違いがあるんです! モジモジしていたら、間違っているのかどうかも分かりませんからね。
全力の結果…
授業では他にも、「手押し相撲」「遠くの人に声を届ける」「たけのこにょっき」「コインリレー」「じゃんけん列車」「解散するおにごっこ」と、たくさんの遊びに取り組みました。
いずれも全力で取り組み、全力で楽しんだ時間になりました。
…なんで写真がないのかって?
そりゃあ、写真を撮るのも忘れて全力で参加したからですよ。。。