こども科は1年生のときから課外活動や実習が豊富なんです

2019/07/12


前回のブログ「保育士の実力は、目のつけどころ」では、保育所の見学実習の様子をレポートしました。

前回に引き続き、今回は「見学実習part2!」

児童養護施設「ラ・サール・ホーム」、そして障がいのある方に働く場所と機会を提供する障害者福祉サービス事業所「すていじ仙台」、「就労継続支援B型事業所」を見学してきました

児童養護施設「ラ・サール・ホーム」

保育所以外の初めての児童福祉施設見学。

児童養護施設とは、親の離婚、家出、入院などで養育困難、または虐待を受けたため保護者と別居し、養護を受けるために入所する施設です。

児童養護施設は、みな初めての訪問とうことでやや緊張気味ではありましたが、施設の先生方に温かく迎い入れていただき、笑顔と共に一瞬で緊張がほぐれるという場面がありました。

最初、施設に入り、環境整備活動を行いました。

なぜ清掃活動!?と思う方もいるかもしれませんが、生活支援として環境整備は保育士の大切な仕事の1つなのです。そのため、学校での清掃も指導の1つとなってます。

みな黙々と掃除を行ってましたよ(*^o^*)。

その後、施設見学。

食堂や職員室、体育館、居室も見せていただきました。

子どもたちの生活の様子がイメージできてきたようです。

見学後は、児童養護施設の概要や、ラ・サール・ホームでの子どもたちの生活などについて、園長先生からお話をいただきました。

学生たちは、みな、やや前のめりで話を聞いています(^_^)

園長先生の話の後には、たくさんの質問が飛び交いました。

イメージしていた児童養護施設と実際見学して気付いた児童養護施設の違いや、話を聞いて新たに知ったことなど、様々な刺激を受けた様子が見られました。

施設養護に対しても理解がより一層深まる場となったようです。

 「ステージ仙台」「就労継続支援B型事業所」

「ステージ仙台」は、障がいのある方が働く場所と機会を得て就労する「障害者福祉サービス事業所」です。レストランを行っており、皆でお昼をいただきました。

その後、同施設内にある「就労継続支援B型事業所」を見学させていただきました。

どのような障がいのある利用者の方々が、どのような就労を行っているか、どのような支援や補助を受けているのか、また賃金などについてもお話をいただきました。

 「障がい」について、その様々な特徴や傾向についても学んできましたが、実際支援を行っている様子を見ることが初めてという学生も多く、来て良かったと話す学生ばかりでした。 

保育とは何か。

本校のこども科では、1年生前期から現場に出て見て学ぶカリキュラムを組んでいます。

なぜって?

保育士を志した早い段階から現場を見ることによって現場で保育士どのような仕事をしているのか」子どもたちに対してどのようなこと配慮しているのか」保育士になるにあたって、今の自分には何が必要なのか」を直接肌で感じることが大切だからです感じたことを学校での学びと繋げることで授業でももっと積極的に学び取ろうという姿勢になっていきます。この意識を持つことが、学生でいる間はもちろん卒業した後も必要となる、より良い学びの礎となるです。

保育とは何か。保育者として働いていく限り、常に自分に問い続なければなりません常に新しい刺激を求め、それを吸収し、幅広い実践に繋げていく姿勢この姿勢を早いうちから身につけてほしいと願っています。

保育士の活躍する場所は保育所だけではなく、とっても幅広い!

「保育士さんになりたい」という夢を語る皆さんの多くは、保育所での保育を考えていることが多いのですが、保育士が求められている施設は他にもたくさんあります。

保護者がいない、経済的な理由で生活を共にできない、虐待を受けたなどの児童が入所する「乳児院」「児童養護施設」や、障がいをもつ児童が入所する「障害児入所施設」、家に居ながらにして通う「児童発達支援センター」、不良行為をおこなった児童が入所する「児童自立支援施設」など。

保育士が対象としている子どもたちの年齢は、0歳からおおよそ20歳と幅広く、様々な養育環境、子ども発達をまえて、良い育ちを支えることが仕事なのです。 

まだまだ1年生はこれから!

たくさん経験して、子どもたちと保護者を支える保育士さんになれますように!